写真 写真

PROJECT STORY

キクチ茨城事業所としては初の「計装設計・施工」「調整」「メンテナンス」を
一貫して行った電算センターの新設プロジェクト。
中心人物である3名が、このプロジェクトへの想いや
これからのキクチについて語りました。

写真
写真

K.K

2007年 新卒入社
所属:茨城事業所
職種:サービスエンジニア

写真

T.I

2005年 新卒入社
所属:茨城事業所
職種:調整技術エンジニア

写真

T.G

2018年 中途入社
所属:計装エンジニアリング部
職種:計装工事エンジニア

はじめてだらけの
プロジェクト。

写真 写真
T.G

私たちの仕事は、ビルディングオートメーションシステムの「計装設計・施工管理」「調整」「メンテナンス」にあたります。私はその中の「計装設計・施工管理」を担当し、新築工事および改修工事における施工管理業務を行なっています。

T.I

「計装設計・施工管理」が終わると、「調整」業務の出番です。お客さまの要望に合わせコントローラーや自動制御装置のセッティングを行い、試運転を実施。調整を終えて実際の稼働がはじまると「メンテナンス」にバトンタッチします。

K.K

私が担う「メンテナンス」業務は、機械が設定した通り正常に動いているかを定期的に点検する仕事。不具合を発見した際は、軽微なものなら自分たちで修理を行うこともあります。

写真 写真
写真 写真
T.I

今回私たちが担当したプロジェクトは、新設される電算センターの設備の「計装設計・施工管理」「調整」「メンテナンス」を一貫して行うというものでした。それまでは役割によっては他社が担当することもあり、新規施設をワンストップで担うのは茨城事業所として初めてのチャレンジ。

K.K

それに加えて、このプロジェクトは二カ所で同時に進行したんですよね。

T.G

キクチが担当したものと全く同じ仕様の電算センターが、相互にバックアップを行う為、関西でも別会社によってつくられていました。なので、もう一方を担当している方々と連携して進行するというのが、このプロジェクトの特殊なところでした。

写真 写真

それぞれのチャレンジ。
それぞれの工夫。

写真 写真
K.K

今振り返ると初めてのチャレンジばかりでしたね。大変だったことはありますか?

T.G

同時進行している別会社の方々とお互いにコミュニケーションを取りながら、電算センターという特殊な場所の空調設備をつくるのは、やっぱり簡単ではありませんでしたね。

K.K

そうですよね。特に施工管理業務は別会社と密に連携する必要があったので、T.Gさんのコミュニケーション力があったからこそ完遂できたと思います。

T.G

施工中に変更箇所が発生すると、部品の一つひとつまでも全く同じものを使う必要があるので、連絡はメールも電話も頻繁にしていましたね。細部の確認は現地に足を運び、自分たちの目で確かめて行うなど、丁寧に情報共有をすることで無事に完成させることができました。

写真 写真
写真 写真
K.K

調整業務はどんな感じだったんですか?

T.I

電算センターは特殊なセッティングをするので、そこが苦労したところです。災害や停電が起きた際もバックアップを取ることができる環境にする必要があって、試運転はいつも以上に慎重になりました。通常は数回程度ですが、万全な体制を整えるために今回は15回以上行いましたね。

K.K

それはすごいですね。

T.I

もう一方と連携するのに少し手間取った部分もありましたけど、一本化することでお客さまにとっては便利なものになるし、私たちにとっても貴重な経験になるとわかっていたから頑張ることができました。メンテナンス業務は現在進行形ですよね。

写真 写真
写真 写真
K.K

茨城事業所としては電算センターのメンテナンスは初めての業務だったのですが、二人とは異なる苦労でしたね。セキュリティがとても厳しいこともあり、最初は慣れないことも多かったです。

T.G

私も訪れた際に指紋認証だけでなく、静脈認証のセキュリティもあって、映画で見たシーンだ!とテンションが上がった記憶があります(笑)

K.K

簡単に入館できる場所ではないから、事前に書類申請をしたり、点検作業をなるべく短時間で終わるようにしたり、色々と工夫しました。図面だけではわからないことも多く、2人から情報を共有してもらったおかげでスムーズに点検作業を行うことができています。

写真 写真

ワンストップ受注は、
社員の努力のおかげ。

写真 写真
K.K

今回のプロジェクトが成功した理由は「計装設計・施工管理」「調整」「メンテナンス」をワンストップで受注できたことですね。お互いに相談したり、フォローし合えたりする環境があるので、トラブルや問題点が発生したときにもスムーズに対応することができています。

T.G

ワンストップで対応できることでお客さまからの信頼にもつながっていますよね。

T.I

茨城事業所は元々メンテナンス業務が主体でしたが、最近では一部の社員がパートナー企業に出向し、施工管理や調整業務のスキルと経験を培ってきました。技術習得をしたことでキクチ全体の基礎力が上がり、一連の業務を委託していただけたと思います。

K.K

長年の努力がようやく実りましたね。

T.G

パートナー会社の方々が協力してくれたことも大きかったですね。施工期間が一部短縮した際も、職人さんたちがすごくがんばってくださって間に合わせることができました。社内・社外問わず関わってくれた人たちが問題解決に向け、チーム一丸となり対応できたのは良かったですね。

写真 写真

チーム力で叶えた
社内表彰。

写真 写真
T.G

振り返ると一体感のあるチームだったと感じているのですが、みなさんはどうでしたか?

K.K

普段から茨城事業所にいるメンバーでの対応だったので、スムーズな情報共有ができました。お互いに甘えることなく、良い緊張感で仕事をしていたと思います。

T.I

茨城事業所はいい意味でこじんまり。メンバーが25名程度だから、他の拠点に比べて人数が少なく、職種を超えた連携が取りやすいと感じています。

T.G

たしかにそうですね。このプロジェクトで2020年に業務貢献賞を受賞できたのは、とても印象に残っています。年に一度、会社に貢献したチームを表彰するイベントで、チャレンジ案件だったこともありますが、チームワークの良さが評価されたのもうれしかったですね。

K.K

このセンターの現在の稼働率は1/3程度。今後もサーバーを増設する予定があります。増設工事が発生した際も、ワンストップの流れを確保して、さらなるお客さまの満足度向上を目指していきたいです。

T.G

今回のように一連を任せてもらうことは私たちの目標の一つ。こういった事例をどんどん増やしていきたいですよね。

T.I

2人と同じ気持ちです。私自身メンテナンス業務から調整業務に配属転換したことで、視野が広がり知識も深くなった感覚があります。グループマネージャーという立場でもあるので、他のメンバーにも担当業務だけではなく他の業務の知識を深め、作業品質の向上に努められる環境を提供していきたいです。

写真 写真